お酒は太る?それとも太らない?
お酒を飲むと太るか太らないか。
結論から言えば
太ります。
焼酎、ウィスキーなどの蒸留酒であれば糖質ゼロだけにいくら飲んでも太らないでしょ?
と、思いがちですが、
それは大きな間違いです。
糖質にばかり目を向けて、アルコール量に注目しないのは大きな落とし穴です。
アルコールを飲みすぎるとどうなるか知っている人は多いと思います。
アルコール性肝障害です。
これは、飲みすぎによる脂肪肝から始まります。
大量にかつ慢性的にお酒を飲むと、肥満の人と同じように、肝臓に脂肪がついて、フォアグラができてしまいます。
アルコールは体内で酵素により代謝されることは有名で、代謝酵素が欠損している割合の多い日本人には、アルコールが分解できずに、いわゆる「お酒に弱い」人が約40%いることはご存知だと思います。
- 体内でアルコール代謝が生じると、脂肪分解に必要な補酵素が不足して、脂肪分解が抑制されてしまいます。
- アルコールが代謝されると、中性脂肪の材料が大量に作られるので、中性脂肪の合成が促進されます。
つまりは、脂肪が減らせない + 脂肪が増えるのダブルパンチなのです。
糖質ゼロのアルコールを飲んで、飲み会ダイエットなどと得した気分にはくれぐれもならないよう、お気を付けください。
神村眞 Shin Kamimura
食を極めたダイエットコーチ
15年以上の薬剤師、医薬品開発、8年間のトライアスリート経験から得られた医学・栄養学・スポーツ科学の専門知識を用いて分子、細胞、遺伝子レベルで代謝をコントロールする科学的なダイエットメソッドを確立。
これまで経営者、個人事業主、モデル、タレント、アーティスト、アスリートをはじめ、100人以上にダイエットまたはアンチエイジングメソッドを指導し、成功に導いてきた経験を持つ。年間セッション回数は100回を超える。